2011年09月22日

トンデモ映画『猿の惑星』(2001)ティム・バートン版

映画の予告編を観て以来、公開のせまる「猿の惑星 - ジェネシス」が気になっている。

幼少の頃、テレビ放映で観た「猿の惑星」(1968年)は強烈に印象に残っている作品のひとつだ。記憶は朧げながら、良く出来た映画だった印象がある。。
今観ても面白いのだろうか・・・いや、きっと面白いに違いない。

そういえば2001年頃にティムバートン版の「猿の惑星」ってのがあったなぁと思い出し、先日DVD鑑賞した。今回初見であり大きな期待も抱きつつの鑑賞。
以下にその感想を書いてみる。


1968年版のリメイクだと思って見始めると、まるで違う導入部に期待は益々高まった。おお!お猿さんの宇宙遊泳じゃないか!うほほっ

宇宙での危険な任務に、人間の科学技術で若干脳みその良くなったチンパンジーが1人乗り小型宇宙船で出発。。なんだか切ない。偉いぞお猿さん!グッジョブ!

そして・・・程なく遭難。。

さっきまでお猿さんを小馬鹿にしていた主人公、いきなり責任感全開で救出に出発。やっぱり遭難。。どこかの惑星に不時着。。

んん?なんだこの、とって付けたみたいな主人公の正義感は・・・
主人公の個性に違和感を覚え、感情移入できぬまま、猿の惑星に降り立った。

そこはお猿さん達が人間より上位に君臨する惑星。。人間狩りにより捕獲された主人公は敢え無く檻の中へ。。

ここでも違和感が。檻の中に入れられた人間達は言葉を喋りとても知能が高く、文明度もかなり発達しているように見受けられた。勿論、猿(猿人)達は高い知能を備え、言葉を喋っている。腕力にものを言わせて人間を支配したのだろうか?

1968年版「猿の惑星」では、人間の知能は低下し、代わって猿人が高度に進化して支配体系を築いている。長い歴史背景を想像せずにはいられない。そこが面白いところだと思うのだが、バートン版ではそうした歴史背景は想像できない。

もうひとつ残念だったのが、猿人達がとても人間っぽいことだ。
SFX技術、CG技術は優れてはいる。見た目は昔のものより遥かにリアルだ。
しかし、優れたCG技術に頼り過ぎた感が否めない。猿っぽい演技といえば「キーキー」喚いてみたり、「ウホウホッ」ってなぐらい。ワイヤーアクションで高くジャンプしてみたりと貧困な発想力。。もうちょっとリアルを追求する為の研究をしたほうが良かったんじゃないかと思ってしまう。

きっと68年当時は、特殊メイク技術がショボかった分、ストーリー展開、リアルなアクションや個性に関しては相当情熱を持って研究したんじゃないかな。

なお、このバートン版、この後オチに至るまでまだまだツッコミどころ満載で、「俺つっこめる映画が観たいよ〜」てな人にはオススメ出来るかも知れません。

猿女とブロンド女、主人公の恋の三角関係なんか面白いんじゃないかな。
確実に「どないやねん!」「何でやねん!」て言えます。

映画鑑賞中、終始「この監督はこの映画で何がやりたいんや?」って疑問が消えなかったのですが、オチに至り、やっとわかりました。「あ〜この監督はこのオチが撮りたかった為にこの映画を作ったんだなぁ」と。

しかしながら「猿の惑星」68年版のオチが強烈なインパクトを残してしまっている為か、残念ながら僕にはバートン版のオチは響きませんでした。

てな訳で「猿の惑星:ティムバートン」、我家では勝手に「トンデモ映画認定」☆☆☆☆☆です。

ひょっとして・・・「この映画が評価されるようなら人間の知能は猿並みだぜ!世界中で大ヒットするならこの星は猿の惑星だぜ!ヒヒヒッ」って悪意を持って制作された映画だったとしたら、バートン先生、悪趣味過ぎますぜ・・・おお怖っ!

「猿の惑星 ジェネシス」の公開を記念してシリーズDVDが発売されているみたいですね。
PLANET OF THE APES/猿の惑星 [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2011-09-21)
売り上げランキング: 9521



猿の惑星 [DVD]
猿の惑星 [DVD]
posted with amazlet at 11.09.22
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2011-09-21)
売り上げランキング: 11519


猿の惑星 DVDマルチBOX (初回生産限定)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2011-09-21)
売り上げランキング: 904



にほんブログ村 映画ブログへ

人気ブログランキングへ
タグ:映画
posted by ito at 18:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画レビュー
この記事へのコメント
何か考察してるのかと思ったら
なんでやねんで会話する猿がやっぱりなんでやねん言ってるだけのチラシの裏だった
Posted by 名無し at 2012年05月29日 09:44
ラストはワシントンではなく

ニューヨークの自由の女神のところに

落っこちてきてくれればなー

そして 女神の顔を見上げたら.....
Posted by 豚 勝也 at 2017年08月22日 15:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/48081204

この記事へのトラックバック